自分らしくいるために
告白してしまうと、生花店で勤めていた時に、「家に花を飾るのがおっくうだ。」と思ったことがある。
仕事から帰ると日はとっくに暮れていて、あたりは真っ暗。家に花でも飾ろうかと思って買って帰った花は、PM8:00からの家でのルーティーンを先になさなきゃで玄関に置きっぱなし。
あぁ、はやくお水にいけてあげなきゃくたくたになってしまう。でも先にこれを済ませてそれからそれから・・・。
家族が寝静まってから、深夜を過ぎてやっと花を花瓶に生ける。
これってどうなの、と眠い目をこすりながらそんなことを考えていた。
だけどもう、明日がやってくる。早く寝なきゃ。考えるな、ねよう。
そうすれば明日は頭がクリアになって、この問題もきっと解決するはず。
そんな毎日を過ごしていたら、自分がどうしたいのかがわからなくなった。
やりたいことも、どうなりたいかも、完全に迷子になってしまった。
それは誰かのせいではなく、自分が自分のことを大切にできていなかったんだということに気づいた。
表面的なことじゃなく、私が本当に求めている幸せの価値基準が何なのかを考えてこなかったんだな、と思った。
たぶんそれは私だけでなく、多くの女性(あるいは男性も)が感じることなんじゃないかと思う。
社会人として存在する外に向けての自分と、心の中にいる素の自分がいて、その素の自分との対話が圧倒的に足りていなくてある日突然路頭に迷う。
そんな迷宮に迷いこまないためにも、自分らしくいられる時間を作るお手伝いができたなら。
もっと自由に軽やかに、人生を楽しめるとしたら。
Little Gardenerのアレンジにはそんな思いが込められています。