ノート

もともとなんでも紙やノートに書きとめることが習慣で、家にはとにかく紙が多い。忘れっぽいことも理由の一つだが、自分にとって「言葉」はいつも前に進むための力をくれるものだから、耳からこぼれて消えてしまわないようにととにかく書く。
読み返すと意味のわからないものもあれば、その時の想いを書きなぐったようなものもあって、文字は感情を残せるから面白い。筆圧からは思いの強さが、筆の走りかたではやる心が伝わる。
少し整理をしようとごそごそと部屋を片付けていた。

以前つとめていた会社に入社してまもない頃に、その時の想いをまとめた、会社への提出書類を見つけた。
「会社への要望」の欄に、「女性が働きつづけられる会社にしてほしい」と書いていた。
20代前半の頃のわたしの声だった。つまり20年くらい前のことだ。

この頃から自分は仕事をもって働きつづけるんだと思っていたんだなぁ・・・と、それがその時の目標の一つだったのだとふと思い出した。

結婚したらなんで名字が変わっちゃうのかな、とか、「わたし」は「わたし」なのにな、とか、そんなことを考える自分は多分ちょっと変わっていたのかもしれない。

だけど人と同じじゃなくても幸せの価値観はそれぞれが持っていていい、という時代になってきているのなら、それはそれでうれしいな、と思う。

今の子供たちが大人になるころ、いまよりもっとのびやかな国になるように、わたしもがんばらねば、と思った。

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