■プラスガーデン その④製作工程について

陶芸の基本の工程は大きく8つ。

①土づくり→②土練り→③成形→④乾燥→⑤素焼き→⑥施釉・絵付け→⑦本焼き→⑧完成
とあり、普段何気なく接することが多いやきものですが、この工程を見ると実は時間も手間も相当かかることがわかります。

二村さんに工場内を案内していただきながら、その工程をご紹介いたします☻

③成形のようす

また、成形したものを細かくチェックして、小さなとがりも滑らかにするなどの作業もあります。

④乾燥
成形した品物を天日や乾燥室で割れないように乾燥する。
大体まる1日くらい、土が白っぽくなるまでおいておく。
エアコンだと温度が上がると自然と切れたりするので、夏でも昔ながらの電気ストーブを焚いている。

成形につかった型も、土の水分がしみこんでいるので使った後は乾かしてあげる。

■乾燥室での様子

■自然乾燥の様子

⑥施釉・絵付け
素焼きした品物に絵付けをしたり、釉薬をかける。

⑦本焼き
絵付・施釉した品物を窯につめ、1200℃から1300℃で焼成する。

窯にいれるためにポットを並べる作業も、実はとっても繊細で知恵のいるお仕事です。
まるでパズルのように絶妙なバランスで積み上げている様子はまさに職人技。

最初にだいたい150℃くらいまで窯の温度をあげておく。前に焼いたものを出した後なので、それくらいにあったまっている。
1200℃まであがってまる2日間火を入れ続ける。その後、火を止めてだいたい250℃くらいになったら窯から出す。

■プラスガーデンさんの電気窯。
8m3(リューベー)の窯が4台
4m3(リューベー)の窯が1台

※m3(リューベー)とは体積の単位。
 1m3=1000リットル。縦1m×横1m×高さ1mの立方体。

⑧完成
窯出し時は200℃前後。その後、仕上げ、選別検査を経て製品となる。

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