■プラスガーデン その②信楽焼の簡単な歴史
今回はプラスガーデンさんのものづくりについてと、この素敵な商品たちがどんな場所でどんなふうに生み出されるかをご紹介したいと思います。
まずは信楽に向かう電車の中。
普段は眠りこけていますが、今日は違いますよ。
皆様に道中の景色を見ていただきたいので、目をばっちりあけながら、カシャカシャと怪しいシャッター音をならしながらうろうろしていましたよ。
肝心の信楽高原鉄道を取り忘れてしまいましたが、この日は平日で学生さんも多く、2両編成で少し長めでした。1両の時もあったように記憶しています。
のどかな田園風景。
信楽焼の歴史は、平安時代にさかのぼります。
滋賀県甲賀郡信楽町の開窯時期は、出土品から平安時代末期ごろと推定されています。歴史のあるやきものですね。
その後、鎌倉時代には無釉の焼締陶(やきしめとう)、つまり釉薬をかけずに土本来の風合いを生かしながら、主に壺(つぼ)、甕(かめ)、すり鉢の3種を焼き、日本六古窯(にほんろっこよう)の1つとして盛んに活動しました。
信楽焼の特徴は、大きなものをつくるのに向いたざっくりとした土の風合いがあげられます。
実際にやきあがったものにふれると感じるのですが、厚みがあるわりに軽さがあって、それでいてしっかりとしたつくりになっていてとっても丈夫です。
信楽焼の植木鉢は昭和30年代からつくられており、プラスガーデンの母体である「山金陶器」も、信楽焼の植木鉢を生産していたそうです。
次は、その「山金陶器」から、「プラスガーデン」というブランドがうみだされたストーリーについて、お話ししたいと思います。
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