働き続けるわけ①

ここ最近、世界中で価値観の多様化が進み、個を尊重する時代への変化がめまぐるしい。
もちろんそれは様々なカテゴリーにおいてのことだけれど、一番わかりやすいところで言うと性別においての区別について話題になることが多い。
そういえば女の子だからピンク色、とか、男の子はブルーかグリーン、みたいな色の固定観念みたいなものも、最近感じることがあまりない。

数年前に何で見たかは忘れてしまったが、小学校に上がる前くらいの年齢の女の子に何色が好きかというアンケートで、1位がブルー、その次が紫、という結果を見たときには、「へー、そうなんだ。」とちょっと意外な気もしたけれど、納得。我が家もそうだったけれど、このくらいの年齢だとディズニー映画なんかを見ることが多かったし、プリンセスたちはピンクや白のドレスよりもブルーやグリーンのドレスを身にまとっていることが多かった。そういえば毎週日曜の朝にすみれさんが楽しみに見ていたディズニーアニメの主人公も、パープルカラーのドレスがトレードマークの元気な女の子だった。そしてプリンセスたちはみんな、王子様に守ってもらうのではなく自分自身の意思で、新しい未来を切り開き、つかむのだ。


私自身もこれまで生きてきた人生を振り返ると、特別「男性だから」「女性だから」と言われることがなかったように思う。
もちろん体格の差などにより多少は区別が必要なことがあったと思うし、性別による得意不得意みたいなものは当然あったが、そこまで意識することはなかったように思う。だけど自分が社会に出たときに、少しだけ世の中は不平等だと思ったことがある。もちろんそれは私個人のとても主観的な感想なのだけれど。

日本社会も少しずつだが変わりつつあると思う。
だからこれはあくまでも「そんなこともあったなぁ・・・」みたいなレベルの話。
どうして女性は結婚したら仕事をやめないといけないのだろう?と漠然とした疑問を持っていた。
なんだったら、子供を産むのはなぜ女性なのだろう?と生物学的な疑問さえ浮かぶほど。
私の母は専業主婦だったけれど、今思えば考え方が先進的だったと思う。これからは女性も働く時代だから、しっかりやりなさいと言われたことがあった。これまでかけられた言葉を思い返しても、とにかくとどまっているのではなくどんどんやっていきなさい、と言われることが多く、私自身生涯働くことは当然のことのように思っていた。

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