LoveLetter

昨日私にとってかけがえのない大切な人たちが、お別れ会をひらいてくれました。
お別れ会というとなんとも響きがさみしくなってしまうけれど、どちらかというと卒業式のような感覚で、私と同時期に旅立つ仲間と私の2人のために、ただでさえ多忙な人たちがたくさんたくさん心のこもった準備をしてくれた。私はというと、なぜだか終始笑い転げてしまっていた。

本当は泣いちゃうんじゃないだろうか、とも思ったのだけれど、びっくりするくらい楽しくて涙も引っ込んでしまったようだ。悲しいとかさみしいという感情よりも久しぶりに大好きな人たちに会えたことがうれしくて、圧倒的に「うれしい」の感情のほうが勝ってしまったようだ。もしかして私だけ温度感が違ったかも・・・と後になってちょっと反省。「やめた実感がない」ということでもなく、今まさに自分は一人でスタートを切ることで身の引き締まる思いは感じてるのだけれど、それでもこの場所があり続けてくれることがたまらなくうれしくて、そのありがたさを実感するとってもあたたかな時間となった。

最終出社日から5日後にみんなのことを想って手紙を書いた。
気持ちが熱い今のうちに・・・と、それぞれの顔を浮かべながら、時々筆を止めつつにやにやしながら、これは本当に楽しい時間だった。

いただいた手紙やメッセージは、心に刻んでこれから先もしも折れそうになった時にとりだすとびきりのお守りにしようと思った。これから先の道は予想できないうえにきっと平坦なだけではないと思う。だけどみんなの笑顔を思い浮かべれば、もしも立ち止まることがあったとしてもまた歩き出せるんじゃないかな、と思う。

昨日「一番の思い出」が何かを聞かれたときに、難しすぎて答えられなかった。
一人一人とのエピソードに深い思いがあって、どれが一番と決められないくらいにどれも大切な瞬間だったから。
そして昨日のあの瞬間も、「一番の思い出」の一つになるんだろうなぁ・・・なんてことも考えていた。
思い浮かぶのは笑顔の瞬間ばかりで、多分そうじゃないことも同じくらいたくさんあったと思うのだけど、上回るくらいの幸せに恵まれていたのだと思う。

もちろんさみしいけれど、みんながいるから私も頑張ろう。
素晴らしいみんなに恥じないような自分でいられるよう、正しい心で優しいものをつくって、誰かを幸せにできる自分になるため、努力しよう。そんなふうにあらためて誓う機会をもらえた素敵な夜でした。

本当にありがとう。