休日に降る雨
いよいよ昨日から全国的に梅雨入りです。
気温の変化もあって、すでにしまっていた長袖の少しあたたかいトレーナーを引っ張り出してきたりして、そうだそうだこの時期こういうことよくあるよな・・・と毎年繰り返しの季節。
実は雨の日が好きだ。
というと、何ともあまのじゃくな人だと思われそうだけれど、それは休日に限ってのこと。休みの日の雨は、なんとなく贅沢な気持ちになる。
もちろん仕事で外に出るときは、足元がもたつくのでできるだけ晴れているか、もしぜいたくを言うなら曇りくらいがちょうどいい。
傘をさすのが苦手だから、ちょっとくらいの小雨では傘を開かないし、手に持つ荷物が増えるのは不便だからどれだけ強い雨が降るとわかっていても折り畳み傘を携帯すると決めている。
普段平日は仕事で外出していることが多かったので、休日はできるだけ家時間を楽しみたい。
(多かったので、というのは、この6月に今のお仕事を卒業し、あらたにまた7月からスタートをきることにしたから。)
必要な買い物や、イベントごとで外に出かける以外は、できるだけ家にいてだらだらのんびりしていたい。
仕事がなければとんでもないものぐさな人間になっていたと思う。危険だ。あぶなかった。
家にいるときに雨が降ると、「ラッキー」と小躍りしそうになる。
庭の水やり仕事を放免されることにくわえ、外が雨なのに休みだから家にいられるなんてラッキー、とそんな発想で、じゃあその間は何しようか?とわくわくしてしまうのだ。
この時期だと、ずっとやりたかったのにできてなかった衣替えやら、作ろうと思って買っておいた梅はシロップにしようかしらお酒にしようかしら、あぁちょっとまって。読みたかったあの本はどこに置いていたかしら、そうそうキャンドルづくりも久しぶりにやってみてもいいのかも・・。
あれこれおもいをめぐらせては、結局できるのは1つ2つなのだけれど、それでもなんとなく満たされた休日になるのは間違いない。
気のせいかもしれないけれど、空気が少し重くなるからなのかいつもよりも音楽も少し響いて耳に心地いい。
できるだけテレビをつけずに音を聞いて過ごす。
庭のアジサイも少しずつつぼみが膨らんできて、花を咲かせ始めました。
この時期の我が家の庭は、アジサイとパンジーとバラと、ちょうど季節の変わり目でそれぞれのシーズンのスタメンが顔を揃えます。
これもまたなんという贅沢。
自然のシャワーで洗い流された花や木々は本当に美しく、それを堪能できるのも雨の良いところ。
少し光が差してくるとなおさら神々しく美しい。
もちろんここ最近耳にする災害レベルの大雨にはびくびくしてしまいますが、自然に降る雨はやはり天からの恵みなのだろうと思う。
今年は折り畳みの傘に加えて短めの長靴を手に入れたので、外に出てお出かけするのも楽しい梅雨になりそう。