ひろがる世界、これから。

今年に入って初挑戦したことがもう1つあります。
気になっていたけれど、どうやったらいいかわからなくてやってこなかった、寄せ植え。
組み合わせを考えるのは難しいことなのかな、とか、果たしてどれが正解??みたいなところで、結局シンプルなほうがまとまりいいもんね、というなんとも無難な理由で、1つの鉢に同じものだけを植えていました。わたしはいつも、安心安全を選びがちです。

でもそもそも花の組み合わせに正解なんてあるのかな。そう思っているのは私の頭がこれまでの固定観念で固くなってしまっているからなのかも、、、。

そんなことをぼんやり考えていたら無性にやってみたくなって、なんとなくいいなと思う組み合わせてみることにしたのでした。
同じシーズンに咲く花なら全然おかしくないのかも・・・。
そうだよ、そう。人も花も、いろいろな組み合わせがあるほうが味わい深くていいじゃないか。
自分が楽しむための庭仕事だもの。自由にとらわれずにやってみよう。

こちらはパンジーとネメシア「ミッドナイトブルー」。ほのかな香りがします。

次にちょっと不思議な組み合わせ。
葉ボタンとキンギョソウ「ブロンズドラゴン」とショコラカラーのビオラ。

キンギョソウも切り花とはまた違ったイメージで、この銅葉のブロンズカラーはまた違った趣です。
葉ボタンは「光子プレミアム」という名で、ギザギザしたシックな紫がとても素敵。
園芸で知る花と切り花のイメージはまた全然違ったもので、とても新鮮です。

あっているのだかあっていないのだかはわからないけれど、すごく面白くてわくわくします。
今年はどういうわけか、「やってみたらどうなるんだろう?」「よくわかんないけどまずはやってみよう」と、いう気持ちが強く、これまでの自分だと選ばなかった選択をしていくことが多いようです。

今また、少し社会がうつうつとした気配を醸し出していますが、自分の心の内側に小さく変化することもあって、なぜかはよくわからないけれどいろんなことが「大丈夫」だという気がします。社会情勢が変わってこの2年足踏みしたことも、あの時にはまだまだ早くて、もう少ししっかり考えるために、本当の意味での心の中での覚悟を決めるために必要な期間だったと感じます。多分それは私だけのことではなくて、世の中の人々が人生においての価値観や生き方、自分がどうありたいかを自分自身の心に問うための大切な期間だったように思います。

その期間を乗り越えてきた私たちはきっと強くなっている。
だから何があっても大丈夫。

根拠はないけれど、今、そんな気がしています。

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